嗅覚

普段考えてること、猫とか、すきな人のこと。

嘘と収穫

無事彼の家に上陸することが叶い
どうやら知り合った頃からずっと同じ家に住んでるらしかったことが発覚
だけどそんなことには最早動じないし
特別ツッコミもしないあたし
(俺ね、○○(実家の場所)ってとこに住んでんだよね)
(○○線が遅延しててさぁ)
忘れっぽい彼が当たり前にそう口にしてたということは
オンナには大体そう言ってるってことなんだと推測します
自分の寛ぐ場所のことをとやかく言われたくない とか
人をあんまり呼ばないのは外観が謎にダサいから とか言ってて
元々限られた人しか家に上げてないぽかった

行くね、と伝えて告げられた最寄駅は初めて乗る線で
駅出口から数歩歩いた場所から教えられるくらいの駅近
内装はデザイナーズの洒落たおうち
本が床に平積みされてて
テレビとHDD、エアコンのリモコンは最近喪失
申し訳程度の換気扇がついたシンク周りではとても料理なんてできなさそうで
カーテンのない背の低い窓からは日差しが強く射し込む
なるほどそこは 完全に彼のものだった

そんな日 彼はどことなく上機嫌で
なんだかいつもよりもよく話した
AV機器のリモコンが何にもないから
音がない部屋の中で漫画を読んだりして
うちに来るときよりも随分早めにベッドに転がった

リラックスできる場所だからか 調子いいなぁってテンション上がってたら
事の後に いやー最近よくわかんないんだけどEDでさぁ と話し始め
あたし的にはここ何回か 寧ろ彼の調子がいい方だと思ってて
というか前回なんてノータイムで来たやないかいってツッコミたかったけど
それは単に 彼が肉体だけで適当にこなせる状態から
あたしに気持ちが入ってきたことで 肉体だけでいくようなときに
いまいち体がノらなくなってきたんだと思うんだよね
それは凡そ あたしが声のない愛情をきみに反芻した効果が出てきたということです

そんな彼は 花火大会に向けて色々着るものを探してたらしく
ハットを買ったのーって見せてきたり
百貨店で羽織を探したけど中々買えず…って話とか
浴衣はこういう風に着たいんだよねー とか
誘った当初は 短パンにパーカーで行くね、とか言ってたんだけど
ちゃっかり和服で揃えてくれる予定で居たとか
なんたるカワエエなの

寝るとき 時折唇にキスしてみたり
最近のやんわり手繋ぎでは遂にカップル繋ぎを頂きました
(一度そっと重ねてみて あたしが受け入れると
 数秒で離して だけどもう一度そっと指を絡めた)
彼の手繋ぎは極短い時間なんだけど
いいの 凄く進歩してる
そのときの体勢的になんとなく腕枕をしてみたら受け入れてくれたり
甘えん坊みたいなぎゅーをしてみたり。
もっと 傍においで

土曜は泊まってくかわかんなくなったけど
開場時間に間に合うくらいでは行く予定で
開場して開始までは3時間
出店でなんか買ったりしながらお祭り気分を楽しめそうな予感です
午前中に近くの呉服屋さん行ってみよ