嗅覚

普段考えてること、猫とか、すきな人のこと。

悲しみが嫌いだったら気のぐれたフリをすればいいし

何度か彼の夢を見た

一番最近見たときは 今の彼から全く想像できない服装をして

変わってる、頭おかしい、特別な俺かっけー

を全面に出しすぎたのか色とりどりのネイルをして

右手の薬指だけいやに長く伸ばしたりなんかしてて

これが自暴自棄というやつなのかと思ったもんだけど

建物の中にいるときはそんな格好で

外に出ると途端にあの日の服装になってた

言葉を交わさず行き去ろうとする彼を

どうにか引き止めて 伝えなくちゃと急いだ

そしてそれは叶って 彼は気まずそうに、だけど嫌ではない笑いを零していた

 

もしも、その日、巡り会えることができたなら

目を逸らさずに彼を捕まえなくちゃいけない

脳内でシュミレートするだけじゃなく 本当に

 

彼が言ったこと

それはどうしたって優しく受け止めることのできないことだけど

気持ちに余裕がなくなったとき ソッチにかなり大きく傾いてしまう人だって事は判った

嫌なとこが全部出てた

 

ひとの性格を形成するものが

生まれ半分 育ち(環境)半分と言うならば

生まれ持った心はコッチ寄り

育つ中でできた心はソッチ寄りと捉えてる

きみそのものは純粋なのに 悪いやつらと付き合うことで

信用に値しないやつらが寄ってきて 裏切られたり考えられないことをされる中で

次第に警戒心を高めて秘密主義になり 心無い人に心無く接することができるようになり

自分が傷ついたり相手にかっこ悪いと言われる前に自分から切り捨てる

そんな人になってしまったんじゃないか

 

本当に友達って呼べるやつなんて数えるくらい

それを友達って言うなら俺は友達居ない

って言ってたのを思い出す

きみが彼らに 彼女らに どんな風に接してるかは知らないよ

けど一つ言えることは 表面で付き合ってる相手が自分に心を開いてくれることはないよ

伝わってるんだよ

だから本当にきみにとって好ましい人たちとは疎遠になりやすく

きみが嫌いだったり下に見るタイプの人じゃないと傍に来ない

それに気付かずに 今の人間関係が世界だと思ってるんだとしたら

なんてつまらない人生なんだろう

 

---

 

辛いからとにかくどこかに行きたい 誰かと繋がっていたいって

気持ちも大分落ち着いて

改めて来月の旅券の予約をしたの

岐阜の友達が 何日か前にあたしの夢を見たって連絡してきたんだ

知ってる人の夢を見るときって その人に何かあったときなんだって言ってた

あながち間違いじゃないけど 何もないよと笑って

また他愛もない話をし始める

 

どの辺りを狙いにいけばいいかなって

リサーチを兼ねて不動産に行ってみてるんだ

それでわかったことは

地域密着型の不動産は結構交渉をしてくれるということ

首都圏でよく見かけるとこだと 載ってるそのままの条件で見積もりを出されたけど

地域密着型のとこでは 入居時期はこの辺までなら延ばせるとか

家賃を交渉して 礼金削って とか色々考えてくれた

どの道今の時期に契約しちゃうことはないんだけど

諸々のリサーチとしては役立ちそうで案外楽しめています

不動産的にはめんどくさいんだろうなぁ

けど気にしない!