嗅覚

普段考えてること、猫とか、すきな人のこと。

闇を照らす 黒の余白

息が止まるほどに美しい

 

ブログを書くのって案外体力の要ることだったんだなぁ、と

デスクワークMaxになってから思うわけで

そうすると簡単にひとふた言で書き込めるツールに逃れるわけです。

とーっても久しぶりに自宅PCを開いたから

たまにはこうして綴って置きたい。

 

この夏はなんやかんや沢山お出かけしてて、

何年か振りに水着になってすっかり黒くなったり

七里ヶ浜から鎌倉に向かって歩いてみたり

地元の花火大会を今年も間近で観れたり

2日続けてライヴに行ったり

小さい箱で揺れを感じながら踊ったり

ちょこちょこ新しい人と知り合って会ってみたり、して過ごしていました。

 

知り合った人たちの中で、なんとなく毎日連絡を取る人が居たりもしたけど

それも会えない時間が続いていくと自然と消えてしまっていくもので

それを寂しく感じながらも けどよっぽど付き合ってでもなければ当然か

と急に思い直して平気になったり。

自分自身が一人の時間が必要だと感じている方だから、たにんにそれを強制することは出来ない。

連絡が来たら早めに返事をしよう、とか

まだ返事来てないけど忙しいのかなぁ 何してるんだろうなぁ って

思う人なんて、それが自分にとってどんな存在であるかがもう限定されてくる。

だからあんまり欲しがり過ぎない。

 

ハンズでフェアがやってる時に、クリエイターさんの描いた紙のブックカバーをセット買いして

それに併せて何か小説を読もうと本屋さんに行った時に

三浦しをんの「光」を買って 少しずつ読んでたんだけど

今までの彼女からは想像出来ないくらい残酷で、いつまでも救われない道を見て

なんて労力の要る作品を買ってしまったんだろうと

買って半分読んだくらいで暫く放置してたんだけど、

昨日の帰り、なんとなく今日読み終えてしまおうって気持ちになって

カフェに行って黙々と2時間くらい読み続けてやっと読了。

島を丸ごと飲み込む津波が来て、生き残った人たち。

そんな壮絶な体験をした人たちが

その傷跡を克服して、家庭を持って、夢を叶えて、幸せに生きる

そんなことを心から、本当に実現出来る人が一体どのくらい居るんだろう。

このお話は、物語でありながらどこかリアル過ぎて苦しい。

光 (集英社文庫)

光 (集英社文庫)

 

 

 

みたいなずーんとした気持ちで一日を終えるのか・・・と思ったら

なんだか居た堪れなくなっちゃって

帰りにTSUTAYAに寄ってLIFE!を借りて観ることにしたの。

 これですこれ。

株の買収で経営者が変わって、今まで雑誌として扱ってきたLIFE誌がオンラインになる

と云うことになって、次号で雑誌としてのLIFE誌が休刊に

となった時に、最終号で表紙にして欲しい って写真のネガが見付からなくて

カメラマンを捜して写真の管理をしてるウォルターが(結果として)旅に出るお話なんだけど

自分で思うくらい平凡だなぁと思う毎日があったとして

そこになんらかのスパイス、その瞬間が訪れた時。

旅をする。見たことのないものに触れて、知る。沢山の感動を味わう。

そうしたことによって幾らでも生まれ変われる、やり直せる、色々ひっくるめて

豊かになる。

行く先行く先の風景はどれも素晴らしいし、日々を生きてるその感じも素敵で

すっきりした気分で無事一日を終えることが出来ました。笑